むし歯・歯周病になる前に
むし歯や歯周病は、「病気になってから治療する」のではなく「病気になる前に予防する」ことが大切です。 予防・クリーニングでは、むし歯や歯周病を予防するための治療やケアを行っています。 正しい方法で行う歯みがきの習慣はもちろん、定期的な検診やプロの手によるクリーニング、歯の質を強くするフッ素塗布も加えることで、むし歯にならないようにしていきましょう。
予防の重要性
予防に関連して「8020（ハチマルニイマル）運動」という言葉を耳にしたことはありませんか？
80歳になっても自分の歯を20本以上残し、食べる喜びを生涯にわたって維持することをめざす運動です。
「年を取れば歯は失っていくもの」というイメージしがちですが、適切な予防を継続できれば、歯を失うリスクを軽減できます。特に予防大国でもあるスウェーデンでは、高い比率で8020を実現。当院は「予防」にも力を入れ、患者様の大切な歯をむし歯や歯周病から守るサポートをしております。
予防のメリット
むし歯・歯周病を防ぐ
むし歯や歯周病は初期の自覚症状がほとんどなく、重症化してから気づくケースばかりです。一方、定期検診を継続していただくと、歯のクリーニングやブラッシング指導などの予防処置により、むし歯や歯周病の予防が期待できます。
また、もし異常が見つかっても初期のうちに治療しやすく、痛みや身体にかかる負担を軽減できます。
治療回数や費用を削減できる
歯科検診には一定の費用が必要ですが、定期的なチェックは早期発見・早期治療につながり、結果的に治療にかかるコストを抑えられることが多いのです。むし歯が進行すれば、それだけ多くの部分を削る必要があり、より大がかりな治療が必要です。抜歯後は入れ歯・ブリッジ・インプラントのいずれかが求められ、経済的負担が増えてしまいます。
健康寿命が伸びる
健康寿命を延ばすには、歯とお口の清潔な環境の維持が重要です。むし歯や歯周病のない状態は、食事や会話を一層楽しめるようになります。
また、しっかりと噛む行為が刺激となり、脳の機能維持や認知症予防にも役立つとされています。
プロケアとセルフケアの両立が大切
むし歯や歯周病の予防は、毎日の歯磨きだけでは不十分です。セルフケアだけでは限界があるため、歯科医師や歯科衛生士によるプロケアが大切です。セルフケアとプロケアの両立が、むし歯や歯周病のより効果的な予防に欠かせません。セルフケアでは取り除けない汚れもありますので、ぜひ歯科医院をご活用ください。
